MSD株式会社、アジャイル組織発足 急速に変化する医療環境の中で、患者さんや顧客に最大の価値を提供
2020/01/06 00:01 Asia/Tokyo
報道関係各位
MSD株式会社
MSD株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:ヤニー・ウェストハイゼン、以下 「MSD」)は、本日、新しい働き方を取り入れた「アジャイル組織」を1月1日付で正式に発足したことをお知らせします。この組織変革は、MSDが、急速に変化する医療環境の中で革新的な医薬品やワクチンを提供し続け、日本の患者さんや顧客に最大の価値を提供することを目的としています。
アジャイル組織は、変化する環境に迅速に適応し、新たな機会や課題に積極的に取り組むことを促進し、共通のゴールのもとに社員が一体となって活動することを可能にします。具体的な組織構造は、従来のような共通の専門性を持った人員によって構成される組織と、業務の目的に応じて部門横断的に必要な人員を集めて構成される組織とが組み合わさったものとなります。この組織構造においては、様々な部門の社員によって構成されたチームがアジャイルの手法*を取り入れることにより、顧客や患者さんの変化するニーズに対応する能力が強化され、顧客に対して最も重要なサイエンスと解決法をお届けできると考えています。*アジャイルの手法とは、変化の多いビジネス環境下で、顧客のニーズにあった製品・サービスを短い時間で提供するために考案された概念です。顧客にとって価値のあるアウトプット(成果物)を市場に提供し、市場からのフィードバックを受け、それを次のアウトプット(成果物)に反映させるサイクルを高速で繰り返すことで、顧客が真に求める価値を創出します。なお、英語の「Agile」は「素早い、機敏な」という意味の形容詞です。
MSDは、これまでも常に患者さんや顧客に対してサイエンスや画期的な医薬品をお届けするための取り組みを強化してきました。2018年11月にパイロットプロジェクトとして、不眠症などいくつかの疾患領域においてアジャイルの手法を用いた働き方を初めて採用し、2019年6月にはプライマリケアマーケティング部門にもその取り組みを拡大しました。このアジャイルな働き方の試行により、意思決定の効率化やパフォーマンスの向上、独創的かつ革新的なプロジェクトの創製力や解決方法の策定などで成果を上げることを確認し、この度MSD は全社レベルでアジャイル組織へと変革することを決定しました。新たな組織では、アジャイルチームは顧客のニーズに最適な方法で応えるためにデジタルやデータ活用を最大化し、患者さんや一般の方が質の高い情報を入手し、医療に関する理解向上を促進する活動を行ってまいります。
「現在、MSDの業績は好調ですが、私たちは今後も医療環境が大きく変わっていくであろうことを痛感しています。テクノロジーの進歩により、顧客の行動やエンゲージメントにも変化が見られます。また、超高齢化社会や医療費削減など急速な医療環境の変化を強く認識しています」と、代表取締役社長のヤニー・ウェストハイゼンは述べています。「私たちは、スピード、効率化、透明性を高めることにより常に変化の先に立ち、常に素晴らしい顧客体験や患者さんに価値を提供するために、業界の一歩先を行くアジャイル組織モデルと新しい働き方を選択しました」
MSDは、この変革を通して、私たちのビジョンである患者さんを第一に考え、医療とサイエンスの最前線に立つ企業となるよう努力してまいります。
MSDについて
MSDは1世紀以上にわたり、グローバルにおけるバイオ医薬品のリーディングカンパニーとして、人々の生命を救い、人生を健やかにするために、世界で最も治療が困難な病気のための革新的な医薬品やワクチンの発見、開発、提供に挑みつづけてきました。MSDは、Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.が米国とカナダ以外の国と地域で事業を行う際に使用している名称です。世界140カ国以上で事業を展開し、医療用医薬品、ワクチン、バイオ医薬品およびアニマルヘルス製品の提供を通じて革新的なヘルスケア・ソリューションを提供しています。また、さまざまなプログラムやパートナーシップを通じて、医療へのアクセスを推進する活動に積極的に取り組んでいます。MSDは、がん、生活習慣病、新たな動物病、アルツハイマー病、HIVやエボラなどの感染症をはじめ、世界中で人々やコミュニティを脅かしている病気の治療や予防のために、研究開発の最前線に立ち続けています。MSDの詳細については、弊社ウェブサイト( www.msd.co.jp)や Facebook 、 Twitter 、 YouTube をご参照ください。