不眠症治療薬「ベルソムラ®」の販売移管に関するお知らせ
2024/07/01 16:00 Asia/Tokyo
報道関係各位
MSD株式会社
第一三共株式会社
MSD株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:カイル・タトル、以下 「MSD」)と第一三共株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:奥澤 宏幸、 以下「第一三共」)は、この度、MSDが製造販売している不眠症治療薬「ベルソムラ®錠10mg/15mg/20mg(一般名:スボレキサント、以下「ベルソムラ®」)」について、日本において2024年10月1日付で第一三共に販売移管することを決定いたしましたので、お知らせいたします。
これによって2024年10月1日以降、「ベルソムラ®」の販売ならびに情報提供活動は第一三共が行います。なお、製造販売元はMSDで変更ありません。
「ベルソムラ®」は、2014年11月に、世界初のオレキシン受容体拮抗薬として世界に先駆けて日本で発売して以来、多くの不眠症患者さんにご使用いただいています。同剤は、覚醒を維持する神経伝達物質オレキシンの受容体への結合をブロックし、過剰に働いている覚醒システムを抑制することで、脳を覚醒状態から睡眠状態へと移行させ睡眠を促します。
MSDと第一三共は円滑な販売移管に向けて協働するとともに、今後も不眠症患者さんや医療従事者の方々のニーズに応えていけるよう全力で取り組んでまいります。
以上
MSDについて
MSD(Merck & Co., Inc., Rahway, NJ, USAが米国とカナダ以外の国と地域で事業を行う際に使用している名称)は、「最先端のサイエンスを駆使して、世界中の人々の生命を救い、生活を改善する」というパーパスのもとに結束し、130年以上にわたり、重要な医薬品やワクチンの開発を通して人類に希望をもたらしてきました。私たちは、世界トップクラスの研究開発型バイオ医薬品企業を目指し、人類や動物の疾患予防や治療に寄与する革新的なヘルスケア・ソリューションを提供するために、研究開発の最前線で活動しています。また、私たちは、多様かつ包括的な職場環境を醸成し、世界中の人々と地域社会に安全で持続可能かつ健康な未来をもたらすため、責任ある経営を日々行っています。MSDの詳細については、弊社ウェブサイト(www.msd.co.jp)やFacebook、Instagram、YouTubeをご参照ください。
第一三共について
第一三共グループは、「世界中の人々の健康で豊かな生活に貢献する」ことをパーパス(存在意義)に掲げ、2030年ビジョン「サステナブルな社会の発展に貢献する先進的グローバルヘルスケアカンパニー」の実現に向け、がん領域や循環器領域などの革新的な医薬品を世界中の患者さんに提供していきます。また、サイエンス&テクノロジーの優位性を活かし、新規モダリティの技術研究等を通じた創薬力の強化を目指しております。第一三共グループは、患者さん、医療関係者等の皆さまの多様なニーズに対応するべく、イノベーティブ医薬品(新薬)に加え、ワクチン、OTC医薬品の事業を展開しております。詳細については、www.daiichisankyo.co.jp をご覧ください。